Netflix映画『フィアー・ストリートPart 1:1994』はある街で巻き起こる呪いの連鎖を描いた3部作の傑作ホラーエンタメ!
カラフルな蛍光色が目立つモールでの殺人と、街の悲惨な歴史に迫るワクワク感が同時に味わえて最高でした。
パーティー感覚で楽しめるホラーです!
ネタバレあらすじ解説、感想・評価、シェイディサイドの殺人鬼時系列などを考察しています!
- Netflix映画『フィアー・ストリートPart 1:1994』基本情報・キャスト
- 『フィアー・ストリートPart 1:1994』ネタバレあらすじ解説
- 『フィアー・ストリートPart 1:1994』感想・評価
- シェイディサイドの歴史:殺人鬼たち時系列で解説
- ホラー映画に必要な“予想外”の連続
- 血に誘き寄せられる殺人鬼
- ホラー版ストレンジャー・シングス
- 最後のまとめ
Netflix映画『フィアー・ストリートPart 1:1994』基本情報・キャスト
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公開・制作国:
監督:リー・ジャニアク
脚本:リー・ジャニアク・フィル・グラツィアデイ
原作:R・L・スタイン『Fear Street』
撮影:カレブ・ハイマン
主演:キアナ・マデイラ/ディーナ役
出演:ベンジャミン・フローレス・Jr/ジョシュ役
出演:オリヴィア・スコット・ウェルチ/サム役
出演:ジュリア・レーヴァルト/ケイト役
出演:フレッド・ヘッキンジャー/サイモン役
出演:アシュリー・ズーカーマン/グッド保安官役
出演:マヤ・ホーク/ヘザー役
フレッド・ヘッキンジャーは、Netflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』にも出演。若くてキモい感じが素晴らしいですね。
『フィアー・ストリートPart 1:1994』のMVPはフレッドでしょう。個性がありすぎて最高です。今作で彼を好きになりました。
ベンジャミン・フローレス・Jrはサスペンスドラマ『Your honor追い詰められた判事』などで有名。
マヤ・ホークは『ストレンジャー・シングス3』で出てるキュートな若手女優!なんとイーサン・ホークとユマ・サーマンの娘です。サラブレットですね。
シリーズ第2作は、『フィアー・ストリートPart 2:1978』
cinemag-eiga.comシリーズ3作目は『フィアー・ストリートPart 3:1666』
『フィアー・ストリートPart 1:1994』ネタバレあらすじ解説
(フィアー・ストリートpart1 冒頭5分の動画↓)
オハイオ州のシェイディサイドという街では、数年ごとに凄惨な殺人事件が繰り返されていました。
1994年のある夜、シェイディサイドモールのスタッフで女子高生のヘザーが、骸骨のコスチュームを着た同僚のライアン・トーレスにナイフで刺し殺されます。
ライアンはヘザーを殺した直後に射殺されましたが、他にもモールで10名以上の命を奪っていました。
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翌日、女子高生のディーナは、市長の演説で別れた彼女サムを見かけます。
サムが隣街サニーヴェイルに引っ越したので、ディーナは怒って別れを切り出したのです。
貧困層が多く治安最悪なシェイディサイドと、富裕層が多く平和なサニーヴェイルは住民同士の仲が非常に悪くいつも喧嘩ばかりしています。
ディーナは帰りのバスで、後方のサニーヴェイルの車にクーラーボックスを投げようとします。
急に鼻血を出したディーナは手元が狂い、ボックスはフロントガラスに当たって車は道路脇へ突っ込みました。
乗っていた学生たちは無事でしたが、サムだけが鼻血を流して病院に行きました。
ディーナたちは事故の聴取をされますが、みんなしらばっくれます。
ディーナの家や友人ケイトやサイモンのバイト先に、骸骨コスチュームの人間が現れました。
ディーナは、サムの新しい彼氏ピーターの嫌がらせだと考えます。
弟のジョシュや、ケイト、サイモンを連れて、サムの病院に行くとベッド脇にいたピーターが突然骸骨コスチュームの人間に刺されました。
コスチュームの下の顔は、射殺されて死んだはずのモール殺人鬼・ライアンでした。
ディーナたちはサムを連れて救急車で逃げます。
警察署に行きますが、取り合ってくれません。
待っていたサイモンは、セクシーな女性に足を切られて殺されそうになります。
ディーナが保安官から奪った銃でその女性を撃ちますが、生き返ります。ディーナたちは逃げました。
シェイディサイドの連続殺人に詳しいホラーオタクのジョシュは、1666年にこの地で処刑された片手の魔女サラ・フィアーの呪いだと考えます。
サイモンを襲ったのは、1965年に連続殺人を犯したルビー・レーンだともわかりました。
サムが事故った森でサラ・フィアーを見たと話したので、一行は森へ向かいます。サムが事故った場所の下に鎖があり、引っ張ると骸骨が出てきました。
そこはサラの墓だったのです。
サイモンが骨を埋め直し謝りますが、斧を持ったナイトウィング(1978年のキャンプ場の殺人鬼)がやってきてサムに襲いかかりました。
ジョシュは「墓をあばいてしまったサムだけが狙われていて、殺人鬼はサムの血の臭いを追っている」と考えます。
ディーナの靴やサイモンの服にサムの鼻血が付着していたため、狙われたのです。
ディーナたちは学校へ行き、サムの手を少し切って血をバケツに垂らして薄め、モップでトイレまで“血の臭い”の道筋を作ります。
ナイトウィング、ルビー・レーン、骸骨ライアンがサムのいる女子トイレにやってきます。
サムは通気口から男子トイレに逃げ、ディーナたちはドアをロックして中に火を放ちます。撒いてあった薬品が爆発しました。
殺人鬼たちは死んだかと思われましたが、バラバラになった肉体が集まり復活します。
ケイトはサムを差し出そうと提案しますが、ジョシュが1978年のキャンプ場の事件の記事を見て、生き延びたC・バーマンも魔女を見ていたことに気がつきます。
電話帳で探してバーマンに電話しますが繋がりません。
一同は他の方法を模索することにして、ショッピングモールへ逃げました。
バーマンが心肺停止して殺人鬼に狙われずに済み、その後蘇生して生き延びたと知ったディーナたちは、サムをドラッグで1度死なせて復活させようと考えます。
サイモン、ジョシュ、ケイトはサムの血を服に塗り、モールに入ってきた殺人鬼たちから逃げて時間を稼ぎます。
ディーナはサムにドラッグを順番に飲ませますが、途中で吐き出してしまいました。仕方なくサムの顔面を水槽につけて溺死させることに。
ケイトは骸骨ライアンにナイフで刺され、パンのスライサーで頭部をスライスされて死亡。
サイモンはナイトウィングの斧で頭をかち割られて死亡しました。
ディーナとサムの前にナイトウィングが現れますが、サムがギリギリで溺死し殺人鬼たちは去ります。
後日ディーナの家に、バーマンから「まだ終わっていない」と電話がきます。
ディーナが家でサムといちゃついていると、サムが突然凶暴になっておかしくなりました。ディーナはサムを縄で縛ります。
ディーナとジョシュはサムを救うため、1978年のキャンプ場殺人事件を生き延びたバーマンの家へ行き、助言を求めました。
Netflix『フィアー・ストリートPart 1:1994』終わり!
『フィアー・ストリートPart 1:1994』感想・評価
『フィアー・ストリートPart 1:1994』の評価は85点!
テンポがよく見どころもたくさんあり、予想以上に面白いパーティーホラーエンタメでした!
最初は骸骨コスチュームキラーが出てきたので、映画『スクリーム』の焼き増しか?と思ったら、シェイディサイドの歴史が関わっているというワクワク展開に!
最初に殺された女子高生ヘザーもそうですが蛍光色がカラフルに彩るモールで、パーティーではしゃいでるみたいなノリで殺されていくのが新鮮でしたね。
また主要キャラが意外な場面で死ぬなど、ホラーとしての展開の意外性も十分。
『クワイエットプレイス2』のようなシリアスな感じではないですが、エンタメとしては同じかそれ以上に見応えがあります。
1666年から1994までにいろんな事件があり、様々なタイプの殺人鬼キャラが登場するのも胸熱ですね。
街の歴史には他にどんな悲劇が隠されているのか?
続編が楽しみすぎます。
映画『フィアー・ストリート』はPart1、Part2、Part3が3週連続でNetflix公開という今までにない公開パターンで、ドラマみたいなノリで楽しめるのもいいですね。
シェイディサイドの歴史:殺人鬼たち時系列で解説
シェイディサイドの殺人鬼たちと、どんな事件を巻き起こしたのか歴史を整理しておきましょう。
1666年:魔女サラ・フィアー
諸悪の根源とされる魔女。右手を切り落としたのちに処刑される。
石板に名前を書いたものを殺人鬼に変えて操る。
死体に触れたものを呪い、呪われた人は彼女が操る殺人鬼に血の匂いを嗅がれて追われる。
死体と右手が一緒になれば呪いが解けるらしい。
1666年:最初の殺人鬼サイラス・ミラー
サラ・フィアーの呪いによる最初の殺人を犯した人物。
1904年:路上生活者アイザック・ミルトンによる少女殺し
少女を溺死させた人物。
図体が非常に大きく、ペスト医師が被るようなマスクをつけています。
1922年:子供殺人鬼ビリー・バーカー
子供ながらバットで人を撲殺する。
フィアー・ストリートのPart 2・Part 3で登場。
1935年:ハンプティ・ダンプティキラー
詳細不明。
1950年:牛乳配達員ハリー・ルーカー
普通の牛乳配達員だったが、主婦たちを次々にナイフで殺す連続殺人を犯す。
1965年:セクシーな女性ルビー・レーン
サイモンを襲った殺人鬼。
普通の女の子だったが、パーティーで友達7人を殺害して自殺。
母はPart2に登場するメアリー・レーン。
1978年:ナイトウィングがキャンプ場で大量殺人
Part 2のメイン殺人鬼。
本名はトミー・スレイター。
2の主人公ジギーの姉・シンディのボーイフレンドだったが、サラ・フィアーに呪われて斧で人を殺しまくる。
1994年:骸骨マスク・ライアン
骸骨のコスチュームを着てモールで人を殺しまくったPart 1のメイン殺人鬼。
ライアンはPart 1で最初に殺されたヘザーの友達。
個人的に好きなのは、子供殺人鬼ビリー。子供署長みたいなノリでちょっと笑えます。
ホラー映画に必要な“予想外”の連続
『フィアー・ストリートPart 1:1994』はホラー映画に必要不可欠な、意外性がうまく機能していたと思います。
ジョシュと恋愛関係に発展しそうだった主要キャラのケイトが、パンの切断機でイキナリ顔をスライスされたのが一番衝撃的でした。
ケーキの緑色のクリームが顔についた状態でスライスされる演出が最高でしたね。
さらに輝いていたサイモンも終盤であっさり死亡。
血に誘き寄せられる殺人鬼
狙った人物の血の臭いに殺人鬼が誘き寄せられるのは、あまり聞いたことのないパターンですね。
殺人鬼にサメ映画っぽがプラスされていますね。
設定にゲーム性があるので、物語がエンタメとして楽しみやすかったと思います。
ホラー版ストレンジャー・シングス
『フィアー・ストリートPart 1:1994』も『ストレンジャー・シングス シーズン3』もショッピングモールが舞台で、少年少女が逃げ惑う展開も一緒だし、雰囲気がめちゃくちゃ似てると感じました。
『フィアー・ストリート』3部作には、『ストレンジャー・シングス3』のキャストの女優マヤ・ホークや、セイディー・シンクが出演しています。
同じNetflix制作だし、もしかして同じ時期に同じ場所で撮影したのでは?
最後のまとめ
結論、『フィアー・ストリートPart 1:1994』は、パーティー感と意外性あふれる傑作ホラーエンタメ。
少年少女が逃げながら対策をこうじていき、場面がコロコロ切り替わって飽きないし、テンポもいいです。
蛍光色が目立つモールでの殺人など、見応えあるシーンもたっぷり!
同時期に公開の韓国ホラー映画『第8の夜』やイタリア映画『クラシック・ホラー・ストーリー』『ブラッド・レッド・スカイ』などよりも全然面白かったです。
今後もドラマのように連続で配信されるNetflix映画が増えるかもしれませんね。
『フィアー・ストリートPart 1:1994』感想評価レビュー終わり!
(記事の画像の権利:Fear Street Part 1: 1994 | Netflix Official Site)
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