ゲーム・オブ・スローンズシーズン2エピソード3【鉄の決意】(原題：What Is Dead May Never Die)視聴完了。
今回はグランド・メイスターのパイセルお爺さんが、ティリオンにまんまと騙されるお話し。
あとは、ナイツウォッチになるために北へ向かっているヨーレンの集団が大変なことに！
(前話のあらすじ解説↓)
ゲーム・オブ・スローンズシーズン2エピソード3【鉄の決意】あらすじネタバレ解説
ネタバレ1：ティリオンの策略
レッドキープ(キングズランディングの赤の王城)では、ティリオンは裏切り者を探していた。
彼は小評議会のメンバーを個別で集め、サーセイの娘ミアセラを政略結婚させるという秘策を話し、王妃に他言無用だと付け加え、裏での仕事を頼んでいく。
グランド・メイスターのパイセルには、ドーン地方のマーテル家に嫁がせるつもりだといい、ヴァリスにはグレイジョイ家のシオンに、ベイリッシュには、ライサの息子・ロビンに嫁がせると、それぞれにバラバラなことを言った。
サーセイがミアセラをドーンに継がせることに猛反対してきたため、パイセルがスパイであることが発覚。
ティリオンはブロンたちにパイセルを脅させると、彼は長年ラニスター家のスパイを務めていたことがわかり、ネッドの前の王の手だった、ジョン・アリン公の殺害にも関わっていたことが判明。ティリオンはパイセルの暗黒房収監を命じた。
一方、サンサは心を閉ざした生活を続けていた。そこに新しい待女としてシェイが登場。2人を引き合わせたのは、ティリオンとヴァリスの作戦だった。
ネタバレ2：クラスター激怒
クラスターは、盗み見していたジョンをナイツウォッチのジオー・モーモント総帥の前に突き出し、今すぐ出て行けと怒る。
ジョンはモーモントから、クラスターのおかげで兵士たちが助かることがあると説教を受けるが、クラスターが木の下に捨てた赤子が森で何者かに攫われていったと話すと、彼は口をつぐんだ。
モーモントは、クラスターが男の子を犠牲にしていることを知っていたのだ。
ナイツウォッチの兵士たちがクラスターの集落から離れるというとき、サムは母から貰った大事な小物をジリに託した。
ネタバレ3：心を揺らすシオン/鉄諸島
ベイロンは、甘い考えを並べ立てる息子のシオンを殴りつけ、ロブたちスターク家の軍勢が南のラニスター軍を攻めている間に、北の地を乗っ取る算段を立てる。
シオンはロブたち兄弟との絆と、グレイジョイ家の奪われたら奪い返すという過激な方針の間で揺れる。そして血の繋がった家族に従うよりほかないと思い、鉄諸島の成人の洗礼を受けた。
ネタバレ4：紅の女とスタニスの不義
スタニスは部下ダヴォスを通じて海賊を味方につける。紅の女メリサンドル
は軍議室で裸になり、子どもを産まない妻セリースを裏切り、すべてを差し出せと迫る。スタニスは誘惑に負け、メリサンドルを抱いた。
レンリー公と妻マージェリー/ストームランズ
キャトリンは、キングズランディングを陥落させる相談をするため、レンリー公の軍営に到着。ちょうど御前試合が行われており、ロラスがタース家の巨体女兵士・ブライエニーに負けて落ち込んでいた。
キャトリンはレンリーに挨拶をすると、彼の妻のタイレル家のマージェリーを紹介される
夜、レンリーはロラスを抱こうとするが突き放され、子を成すため自分の妹のマージェリーを早く抱いてほしいと言われる。
レンリーはマージェリーを部屋に呼ぶがその気が起きない。マージェリーは服を脱ぎ、兄ロラスに手伝って貰ってでも、家のために子どもを作らなければと語気を強めた。
ネタバレ5：ヨーレン死亡
ヨーレンは、夜眠れずに剣を研いでいるアリアに、かつて彼は兄を殺したウィレムという男に復讐をしたせいで北の壁に送られてしまい、ナイツウォッチの一員になったと話す。
そのときに敵襲の合図である角笛が鳴り、ヨーレンはアリアに逃げるように言う。王の兵士エイモリー・ローチの一団が迫っていた。ヨーレンは果敢に兵士たちを倒していくが、力尽きて剣を深々と突き立てられて死亡。逆らった人物は殺されていく。
アリアやジェンドリーたちも、結局逃げ切れずに捕まる。
アリアは兵士たちに、そこにある死体がジェンドリーだと嘘をついた。
シーズン2第3話感想！ヨーレン死亡！彼のような男の過去もしっかり描くGOT
今回に人間ドラマ部分として面白かったのは、ヨーレンという男の過去がアリアとの会話でさらっとわかったこと。
兄の顔はもう忘れているが、殺した男ウィレムの名前を唱え続け、その人物の顔だけは覚えているとアリアに語っていたのが印象的だった。
ヨーレンはナイツウォッチのリクルーターで、キングズランディングの罪人を兵士にするためカーセルブラックに連れていくという仕事をしている。
ティリオンとカーセルブラックで会い、キングズランディングまで一緒に旅をするシーンでちょっと出てくるだけなので、それほどの重要人物ではない。
しかし、アリアとの1分ほどの会話で彼の人となりが見えてきて、感情移入することができた。
名もなき男の生き様、死。
それこそが、群像劇であるゲーム・オブ・スローンズの醍醐味なのだろう。
とにかく、ヨーレンのような脇役にバックストーリーを与えていて素晴らしかった。
