CineMag☆映画や海外ドラマを斬る!

新旧問わず、素晴らしい映画や海外ドラマの考察・解説・批評・感想を書いています。

ひどい駄作?『新解釈・三國志』ネタバレ酷評・感想,映画じゃなくコント!あらすじつまらん,福田雄一やりたい放題

映画『新解釈・三國志』

『新解釈・三國志』を観てきた。

正直、映画としてはかなりひどかった。豪華俳優陣によるコントを2時間みせられた感じ。

この記事では、

  • あらすじネタバレ
  • 感想や斬新なポイント

をぶっちゃけます。

※ネタバレあるので注意してください。

劇場で2時間観るのは辛いニャ。テレビでやれや!

 

映画『新解釈・三國志』が無料で観られる動画サイト

☞クリックで『新解釈・三國志』を無料で見る方法紹介

『新解釈・三國志』はU-NEXTの無料体験を利用することで、プレゼントされる550ポイントを使えば完全無料で視聴可能。期間内に解約できて、さらに継続の条件もありません。

他にも傑作・新作映画・海外ドラマ・邦画・アニメ・韓ドラなどが約15万作品見放題で、雑誌も読み放題です!

こちらのリンクから申し込みできますよ↓

見逃し配信バナー

『新解釈・三國志』のあらすじネタバレ解説

☞クリックで『新解釈・三國志』あらすじネタバレ表示

語り手:歴史学者・蘇我宗光(演・西田敏行)

前半:いやいや天下統一する劉備

劉備(大泉洋)と張飛と関羽

劉備(演・大泉洋)は、酒の勢いで天下統一して人民を助けることを説く。そして感動した張飛(演・高橋努)と関羽(演・橋本さとし)によって、リーダーに祭り上げられた。

天下統一のため、黄巾(演・山田孝之)率いる反乱軍を叩き潰し、董卓(演・佐藤二朗)の城に攻め入るが、大柄で武芸に秀でた将軍呂布(演・城田優)に歯が立たない。

張飛と呂布

劉備は董卓と呂布の仲を引き裂こうと、絶世の美女を送り込もうとする。しかし、三國志随一のイケメン部下・趙雲(演者・岩田剛典)が探してきたのは、ぽっちゃり過ぎな貂蝉(演・渡辺直美)だった。時代考証的には正しいらしい。董卓と呂布は貂蝉に惚れ、お互いに殺しあう結末を迎える。

後半:孫権との同盟、曹操との赤壁の戦い

一大勢力になりきれない劉備軍は、軍師として頭のおかしい孔明(演・ムロツヨシ)を雇った。

孔明(ムロツヨシ)

孔明は孫権(演・岡田健史)に同盟を呼びかけるが、軍勢はあわせてもたった3万。孫権軍の将軍・周瑜(演・賀来賢人)に「曹操がお前の妻・小喬を狙っている」と嘘をついて戦に焚きつけることに成功。

曹操(演・小栗旬)は80万の大軍勢で長江の対岸に押し寄せるが、攻める前に軍人たちが腹踊りをして体調を崩し、疫病にかかってしまう。

孔明は追い風が吹くと言って火攻めを提案するが、劉備たちは疫病にかかりたくないと逃げてしまった。怒った周瑜は、風が吹かなければ孔明は斬首すると言った。

斬首寸前で追い風が吹き、少し経つと対岸の曹操の大船団が燃え始めた。劉備の軍勢が帰還途中で野生の牛を狩って食べ、脂身を川に流して船を燃やしたのだった。バーベキューと酒ですっかり気の大きくなった劉備は、そのまま曹操軍に攻め入って潰走させる。

劉備軍

全て、頭のいい孔明の妻・黄(演・橋本環奈)が考えた作戦だった。

映画『新解釈・三國志』END!

新解釈・三國志ネタバレ酷評・感想/映画というより2時間のコント

映画『新解釈・三國志』劉備と曹操

監督・脚本の福田雄一らしさ全開の演出で、セリフも練られているし、個々の場面のどこを切り取ってもとっても笑える。

だけど、正直映画じゃなくて「コントやお笑いを2時間みた」という印象が強かった。『ガキ使/笑ってはいけない』や『キングオブコント』などをバラエティを観ている感覚に近い。 劇場で観ていると中盤で辛くなってくる。

映画館で見るとなるとハードル上がっててキツいにゃ

ストーリーもあってないようなもので、三国志ファンにはぜったいに受け入れられないだろう。

ちょっと酷評になってしまうが、だったら1時間くらいのコントとして、映画館じゃなくテレビで見たかった

『新解釈・三國志』考察/登場人物にあえて感情移入させない

劉備役の大泉洋

普通はコメディ映画でもしっかりストーリーがあり、登場人物に感情移入させたりするものだけど、この『新解釈・三國志』は一切それがなかった。

全員ふざけたバカばかりで、感情移入のしようがない。ある意味斬新だろう。そしてよりコント的だ。

本作はコメディよりさらに笑いに特化して、コント映画を確立させたかったのかもしれない。ヒットすれば、これからもお笑いオンリーの映画が邦画界で跋扈する可能性もある(個人的には嫌だけど…)。

ストーリー性皆無なので、映画という感じがしないニャ

 

邦画界はつまらない『新解釈・三國志』でいいの?

きっと製作陣は『翔んで埼玉』のようなヒットを狙っていたのだろう。ネットでも「面白くない!つまんねえ!」と酷評が多いので、結果としてそうはならなそうだが、『新解釈・三國志』で邦画・映画離れがますます進まないか心配。

推測になるが、ストーリー性を出そうと思えば出せるけど、「笑いオンリーでいきましょう」と割り切ってしまったのだろう。

制作サイドを安易にバカにしたくはないけど、きつい言い方をすれば制作側は観客をバカにしているとも取れる。

「むつかしいテーマは、どうせ観客はわからないから省こう。豪華キャストで笑わせればヒットする」

そんな風に思われている気がする。

(つまらない作品が増えてしまった邦画の製作過程についての考察はこちら↓)

cinemag.hatenablog.com

『新解釈・三國志』はひどい駄作?結論まとめ

曹操役の小栗旬

笑えることは笑えるけど、ストーリーがなくて面白みに欠ける、極めてコント的な映画『新解釈・三國志』。

ある意味、エンタメに超特化している。だけど、ストーリーや人物への感情移入ができなければ2時間はキツイ。

クソ映画とはいかないまでも、映画としてはひどい駄作になった言わざるを得ないだろう。

劇場に行くより、DVDレンタルやネット配信を待って観た方がよいかもしれない。

『新解釈・三國志』感想レビュー終わり!

面白くねえ駄作映画のおすすめ解説記事

cinemag.hatenablog.com

ちなみに、映画『進撃の巨人』は『新解釈・三國志』の何倍もひどい映画でした。

cinemag.hatenablog.com

記事の画像出典元:https://shinkaishaku-sangokushi.com/

こちらもおすすめ関連記事