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映画『カジノハウス』あらすじネタバレ解説・考察!酷評される理由は?どぎついジョークの感想や評価

僕が大好きなアメリカのコメディアン=ウィル・フェレル主演でホークアイのジェレミー・レナーなんかもちょい役で出ちゃっている映画『カジノハウス』

娘の大学費を払うためにカジノを経営するというおバカな話だけど、ジョークの一発一発がドギツくて面白い!

ブラックジョークや皮肉的な表現が好きな人にはオススメだ!

映画未鑑賞の人は見どころまでにしてね!

この映画を深く考察したい・思い出したい&ネタバレOKの人は全部。

カジノハウスのキャストや製作陣は?

せっかくなので製作陣をまとめてみた。

☞クリックで制作陣表示

監督 キャスト 公開年 製作国 上映時間 世界興行収入(円) 日本円のマーク 受賞歴 賞のトロフィー
アンドリュー・ジェイ・コーエン ウィル・フェレル エイミー・ポーラー ジェイソン・マンツォーカス ライアン・シンプキンス 2017 アメリカ 1時間28分 37億円 -
脚本 脚本 撮影 編集 音楽 音楽 主題歌
アンドリュー・ジェイ・コーエン ブレンダン・オブライエン ジャス・シェルトン エヴァン・ヘンケ マイク・セール アンドリュー・フェルテンスタイン -

映画『カジノハウス』登場人物・キャスト

スコット・ヨハンセン=ウィル・フェレル

ウィル・フェレル 参照元:IMDb

娘を溺愛するパパ。数字が数えられない。奨学金が降りず、娘に学費が払えないことを言えなかったり、友達との約束を裏切れない気のいい男性だが、煽てられると豹変する。

ケイト・ヨハンセン=エイミー・ポーラー

娘を溺愛するママ。途中からマリファナ中毒が再発。咄嗟の判断力と粗野な行動力がすごい。

フランク・テオドラキス=ジェイソン・マンツォーカス

ギャンブル依存のせいで家が抵当に入り、妻が出ていってしまったため、一攫千金を狙い、自宅でのカジノハウス経営をスコットとケイトに持ちかける。

金が入るとどんどん豪華な設備に投資していく。

アレックス・ヨハンセン=ライアン・シンプキンス

スコットとケイトの娘。両親と一緒にウォーキング・デッドを観るのが日課。

カジノハウスの見どころ!

強烈なギャグ

ウィル・フェレル、エミリー・ポーラー、ジェイソン・マンツォーカスという3人の有名コメディアンが出ているだけあって、各シーンでの身振り手振りが面白い。血が吹き出たり、下品な話題に飛ぶこともあるので人を選ぶかもだが。

明らかにさっきまで泣いていたフランクが、スコットが現れた途端「水道管が故障して」と言っているシーンが笑えた。

自分でついた下手な嘘が相手にバレていると内心勘付いているが、気づかれていること自体から目を背けたいというような演技。さすがコメディアン!

コロコロ変わる展開とキャラ

コメディなので展開がテンポ良く変わるのは普通かも知れないが、キャラまでどんどん変貌していくのが面白い。スコットとケイトが吹っ切れてからが見モノ!

カジノハウス75点B+ランク評価

カジノハウスに点数をつけるとすれば、75点B+評価。ビールでも飲んで友達と騒ぎながら観るのがオススメ!

※ここから先はネタバレありなので、未鑑賞の人は注意して!

カジノハウスあらすじネタバレ解説

☞クリックであらすじネタバレ表示

序盤

娘が大学に合格したが、貰える筈だった奨学金が降りず、その上フランクとラスベガスで博打にいそしんで金を失ったスコット夫妻。フランクの思いつきで、彼の家で非合法カジノハウスを運営することに。

中盤

クレイジーな近隣住民が集まり、カジノの運営は軌道に乗っていたが、マフィアの下っ端がイカサマしているのを見つけ、見せしめのために勢いで、小型の斧を使い彼の指を切り落としたスコット。 フランクに店の威厳を示せたとおだてられ、スコットは豹変。ブッチャー(肉切り)スコットという通り名まででき、ケイトやフランクと一緒に、マフィアのように金を返さない客から取り立てを始める。

終盤

店の存在が市議会議員のシェーファーにばれ、金が没収されてしまう。 マフィアのボス パプーリ(ジェレミー・レナー)が店を襲撃し、娘のアレックスが連れ去られそうになったが、スコットが斧でパプーリの腕を切り落とし、フランクが火をつけた。火が燃え移り、カジノハウスは全焼

ラスト・結末

シェーファーがカジノから押収した金を横領しようとしていたことを突き止めた保安官の計らいで、スコット、ケイト、アレックスは家族でシェーファーのオフィス金庫から金を奪う。シェーファーとバトルになるが、彼のプライドをスタボロにし、これに勝利。 アレックスは無事大学へ入学が決まった。 映画『カジノハウス』終わり。

カジノハウスのネタバレ感想!

二人ともコメディアンというだけあって、スコット役のウィル・フェレルとケイト役のエイミー・ポーラーの掛け合いは絶妙。一方がギャグを言い、もう一方がそれに乗っかるという構図だが、二人が絡むと単純な話も右斜め方向にずれていくのが面白い。

ストーリーの進み方もテンポが良く、カジノが上手く行き、自分たちまでマフィアみたいになってしまうというのもありきたりだが、コメディアン3名が組んでやるとぶっ飛んでいて笑える。

お約束通り、ウィル・フェレルは”ダメ男”からクレイジーガイ”への変貌ぶりも、今回はブッチャー(肉屋)という斧を振り回す役柄がインパクトがあったからか、いつもの彼の映画より”切れ味”が良かったように思える。

僕個人的にはなかなか面白いと思ったカジノハウスだが、

次の章ではなぜこの映画が世間的に低評価で終わってしまったか考えてみる。

カジノハウスが低評価の理由を考察

カジノハウスが低評価の理由は、コメディだがファミリー層で観るにはジョークがドギツ過ぎたからだと思う。ウィル・フェレルがちょっとイカサマしただけのチンピラの指を斧で切り落としたり、エイミー・ポーラーが立ち小便するシーンがあったり、非常に笑えるのだが、人によっては嫌悪感を持ってしまうような描写が少なくない。

あとは内容が刺激的な割に、主人公がピンチになるシーンが少なかったと思う。

僕の意見をまとめると、ドギツいジョークと主人公たちの安定というパワーバランスが笑いを生み出していなかったということ。

続けて、ロッテン・トマトズという海外サイトでの批評家の反応もみてみよう。

海外の批評家の反応

海外の著名なレビューサイト、Rotten Tomatoesでは批評家の支持率が20%、一般の支持率が35%とかなり低いw

一部を抜粋してみた。

It's all meant to be wild and crazy, but somehow it seems simultaneously nasty and dull.
Jun 30, 2017 | Rating: 1/4 |
Rafer Guzman
引用元:Rotten Tomatoes
簡単に訳すと、「ワイルドでクレイジーな要素が欲しかったはずが、不快で退屈なものになっていた」というコメントで、他の否定的な意見もだいたいこんな感じ。
つまり、海外でも下品さに笑えなかった人が大半なのだ。日本人にはさらに不向きかもしれない。

映画『カジノハウス』感想考察まとめ

個人的には楽しませてもらった映画『カジノハウス』。

色々考えると確かに酷評の理由もわかるが、下品な笑いや、ブラックジョークが好きな人ならそこそこは楽しめると思う。

何だかんだ、ウィル・フェレルやエイミー・ポーラーは好きなので、これらも2人がタッグを組んだ映画を楽しみにしている今日この頃。

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