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韓国ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』全16話最終回ネタバレあらすじ感想/登場人物キャスト解説!韓国霊能力バトルを独自評価・考察

Netflixドラマ 悪霊狩猟団:カウンターズ

Netflix独占配信韓国ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』(原題「驚異的な噂」)は、韓国OCNで視聴率11%の新記録を叩き出した大ヒット霊能アクションバトル!

謎多きサスペンス展開やヒューマンドラマ要素もハイクオリティだ。

  • 登場人物・キャスト、地(タン)などの説明
  • 1話〜最終回16話までのネタバレあらすじと感想・考察
  • 全話まとめレビュー・評価

をどうぞ!

シーズン2の制作も決定!素手の格闘シーンが迫力満点!WEBコミック原作のためか展開はスッキリ!サクサク見られる。

悪霊狩猟団:カウンターズ 登場人物/キャスト

ソ・ムン/チョ・ビョンギュ

ソ・ムン/チョ・ビョンギュ

ソ・ムンは主人公の高校生。7年前に交通事故に遭い、両親を失う。自身も右足が不自由で杖を使っている。

チョルジュンが死んで、中にいた天界の使者・ウィゲンがさまよっていたところ、ムンの体に吸い込まれ、それがきっかけでカウンターズに入ることに。

俳優チョ・ビョンギュは、『SKYキャッスル 上流階級の妻たち』(2018年) ギジュン役などで有名。

カ・モタク/ユ・ジュンサン

カ・モタク/ユ・ジュンサン

カウンターズでパワー担当の兄貴肌。

7年前、刑事だったがある事件に巻き込まれて昏睡状態になり、目覚める代わりにカウンターズとして働く。

事件前の記憶を失っている。

俳優ユ・ジュンサンは『優雅な友達』(2020年) アン・グンチョル役などで有名。なんと1969年生まれで、カウンターズ放送時点で51歳!見えない!ムキムキだし。

ハナ/キム・セジョン

ハナ/キム・セジョン

ハナはカウンターズの悪霊感知や、人の記憶察知を担当。

クールで自分の過去を話したがらない20代の美人女性。

女優キム・セジョンはアイドルグループ「gugudan(クグダン)」のメインボーカル。2017年のドラマ『恋するレモネード』では主演ラ・ウノ役を務めた。

チュ・メオク/ヨム・ヘラン

チュ・メオク/ヨム・ヘラン

カウンターズのお母さん役。傷を治せる治療担当。

ムンのことを実の息子のように心配する。

女優ヨム・ヘランは、ドラマ『トッケビ(2016)』(ウンタクのおば役)などで有名。

チェ・ジャンムル/アン・ソクファン

チェ・ジャンムル/アン・ソクファン

カウンターズの経費担当。ジャンムル流通の経営者で大金持ち。

もともと実践部隊にいたが、一線を退いてサポート役に回る。チュ・メオクのことが好き。

俳優アン・ソクファンは、ドラマ『名もなき英雄(ヒーロー)』など出演作多数。

ウィゲン/ムン・スク

ウィゲン/ムン・スク

天界・ユンでカウンターズに指示を出す老女。ムンの体の中に入って、彼のパートナーでもある。

女優のムン・スクは2020年のドラマ『コンデインターン』などで知られる。

ジョンヨン/チェ・ユニョン

ジョンヨン/チェ・ユニョン

チュンジン市警に勤める正義感の強い女性刑事。カ・モタクは元先輩で、恋人だった。

女優チェ・ユニョンはドラマ『逆転の女王』などで知られる。

シン・ミョンフィ市長/チェ・グァンイル

シン・ミョンフィ市長/チェ・グァンイル

カウンターズがいるチュンジン市の市長。ヤクザ企業テシン建設を使って、都合の悪い人間を消していく。根っからのワルだが、市民からの支持率は高い。

7年前のある事件にも関わっている。

息子のヒョグはムンと同じ高校に通う不良。

俳優チェ・グァンイルは、ドラマ『Ping Pong Ball』などに出演。

チ・チョンシン/イ・ホンネ

チ・チョンシン/イ・ホンネ

レベル3のかなり強い悪霊。念力などまで使いこなす。

普段は廃車工場で働いており、父親代わりのペ・サンピルの言いなりになって暗殺の仕事をやっている。幼い頃は養護施設で育ち、暴力を受けたせいで頭に傷痕が残っている。

俳優イ・ホンネは映画『私のボクサー』などで知られる。

地(タン)

地(タン)とは、地脈から湧き出るオーラのこと。カウンターズがその中に入ると、能力が数倍に引き上がる。さまざまな場所に不確定に出現し、オーロラのような見た目。

 

シーズン1-1話ネタバレ

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第一話 主人公ムンと二人の親友

7年前。ソ・グォンが妻と幼い息子・ムンとドライブしていると、カ・モタク刑事から死ぬなと電話がかかってくる。カ刑事は敵対集団にビルから突き落とされ死亡。グォンの車は交通事故にあい、ムンだけが助かった。

7年後。姉貴麺屋(ククスのお店)のメンバーはカウンターズとして霊能力を持ち、現世で人に乗り移った悪霊を退治する任務についていた。ある日、従業員のト・ハナは、レベル3のパワーを持つ悪霊を感知。記憶喪失のカ・モタクや、中年女性チュ・メオクらと現地へ向かう。

黒いパーカーの悪霊(人に取り憑いている)は、クォンという市に放射線についての抗議をしていた人物を自殺に見せかけて殺した。ハナやモタクは彼を発見し、激しい格闘になるが念力を使われて逃げられる。

メンバーの中年男性・チョルジュンが、地(タン)という虹色の空間で悪霊を待ち構えて戦うが、地(タン)が消えて力が半減し、悪霊に棒で串刺しにされて死亡。彼の魂は喰われてしまう。同時に体の中から女性の霊・ウィゲンが飛び出した。

事故の後遺症で右足の不自由な学生ソ・ムンは、朝に痴呆症の祖母の世話をして、祖父と一緒にご飯を食べてからアニメ好きの友だち・ウンミンと遊びに出かけた。

さまよっていた霊・ウィゲンは広場でムンを見つけ、彼の体に適合して入ることに成功。倒れたムンは起き上がり家に帰った。しかし髪が癖毛になり、指先にホクロがあらわれて不思議に思う。

姉貴麺屋は、ウィゲンがムンに入ったことに気づく。ハナは、市長の息子シン・ヒョグに待ち伏せされていたムンを助け、麺屋に呼んだ。

ムンは胸に手を当て3秒数えろと言われてやってみると、現世と死後の境目の世界・ユンに到達。ウィゲンが目の前に現れる。

ウィゲンは、「人間に寄生して殺人を犯し魂を喰う悪霊を退治するカウンターズに加わってほしい」と頼むが、祖父母が心配なムンは断った。ウィゲンは1週間考えてくれと頼み、彼の意識を現世に戻す。

市長の息子・ヒョグから電話があり、友だちのウンミンが体育館裏で暴行されているとわかる。ムンは現地へ急ぎ、殴りかかるヒョグの拳を止めた。

1話の感想と考察

カウンターズは、幽遊白書でいう霊界探偵みたいなものらしい。(ユンという世界は霊界、とするとウィンガという白装束のババアがぼたんかw)

アクションが派手で見応えあるし、何も考えなくても楽しく見れる!

『悪霊狩猟団:カウンターズ』は韓国の人気WEBマンガ「驚異的な噂」が原作。ネトフリ配信の『Sweet Home(スウィートホーム)俺と世界の絶望』も日本のWEBマンガが原作だし、韓国ではコミックをドラマにするのが流行っているみたいだ。

主人公のムンは、若いのに痴呆症の祖母・チュノクを介護している。なんて優しいやつだ!

シーズン1-2話ネタバレ

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修行するムンとハナ

ムンは手を出さずに殴られる。モタクたちがやってきてヒョぐたち不良をボコボコにしたあと、チュが治療して記憶を消した。

チュはムンの足を治し、走れるようになった彼は大喜び。そのときハナが悪霊を検知し、みんなで現地へ急行。ムンが死にそうな子どもを救い、ハナが悪霊を消滅させた。

ムンは痴呆症の祖母・チュノクに歩けるようになったと言うと、理解できないはずが涙を流していた。

ムンはユンにいるウィゲンに会い、1 復讐しない、2 個人の事情に感知しない、3 正体を明かさないと3つの決まり事を言われたあと、カウンターズになることを決意。

カウンターズのメンバーはみんな、事故などで昏睡状態になっているところをユン(天界)からスカウトされ、この仕事についたらしい。

カウンターズになると力を与えられ、身体能力は常人の2〜3倍、人や物体の前後の記憶を読む、地(タン)の流れで霊の動きを把握するなどができるようになる。

その上で特性もあり、モタクは怪力、チェは治癒、ハナは霊感知と記憶解読に優れていた。経費担当のチェ・ジャンムルという経営者もメンバーだ。

姉貴麺屋の地下には格闘用の鍛錬ジムがあり、ムンはハナやモタクにボコボコにされながら、力をつけていく。

ハナが感知し、女子中学生を襲いそうな悪霊を追ってみんなで車に乗り込む。

2話の感想と考察

昏睡状態でスカウトされるのはやっぱり幽白っぽい。少年マンガを読んでいるような感じのストーリーで、修行シーンなどがかっこよくて爽快感がある!部活ノリだし『呪術廻戦』みたい!

ときどき出てくるオーロラのような現象・地(タン)は、天上と現世の波動が交差しているところみたいだ。

シーズン1-3話ネタバレ

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第3話 被害者の娘に真実を伝えるムンとハナ

カウンターズ4人はシンワン石材に悪霊がいると睨み現地へ。ムンが犯人・ハンを見つけて格闘になるが石ノミで刺されそうになる。そこに地(タン)が現れ、力を得たムンはハンを何回も殴って倒した。相手の胸に手を当て、悪霊をユン(天界)に送る。悪霊は地獄に落とされた。そして悪霊に喰われた夫婦の魂もユンに送る。夫婦はムンに、娘への伝言を頼んだ。

ムンは経費担当でジャンムル流通の経営者・ジャンムルから限度額なしのクレカ・カウンターカードを貰い、事件の隠蔽工作に使えと言われ、監視カメラ妨害装置も渡される。

ムンは学校で恐喝をしている不良の先輩たちを殴り倒した。

モタクはムンの父がソ・グォンだと知り驚愕。7年前に昏睡状態から目覚めたときにポケットにその名刺が入っていたのだ。グォンが死んだ日付と自分が重症を負った日にちは、市長選と同じ2013年10月24日で一致していた。

モタクは以前自分が勤めていた警察署に調べにいくと、釈放された指名手配犯ノ・チャンギュを見かける。

そのあと、当時自分が重傷を受けた事件と、ソ・グォンが死んだ交通事故を担当した女性刑事キム・ジョンヨンに会う。そして、グォンの車に体当たりしたトラックの運転手は自殺とみられているが、現場には二人いたと告げた。

ムンとハナは、悪霊に殺された夫婦の娘が営むカフェに行き、彼女の手を握って夫婦の遺言をヴィジョンとして伝えた。

一方、ムンの幼馴染で親友、ウンミンとジュヨンは、不良の先輩たちに捕まる。

3話の感想と考察

モタクとムンの父・グォンは同僚だったのだろうけど、どんな事件を追っていたのだろうか?気になる!

シーズン1-4話ネタバレ

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4話 ムンを庇うジャンムル

ウンミンの携帯で彼らが学校裏の廃墟で暴力を受けていると知ったムンは、現地に急行。怒りに任せて不良たちを殴り、ヒョグを殴り殺しそうなところをモタクに止められた。

警察で取り調べを受け、金持ちの親を持つ不良たちは無罪になろうとしていたが、ジャンムルが来て親たちを黙らせ、友だちを救ったムンは正当防衛だと豪語した。

ジョンヨン刑事はモタクが以前使っていた携帯を返し、「私たちは恋人だった」と語る。データを復旧し、モタクは7年前キム・ヨンニムという女性の失踪事件を追っていたと判明。

天界のギランは、ムンからカウンターの資格を剥奪するべきだと言ったが、チュがムンの性格の素晴らしさを説いて、不問になった。

チョルジュンを殺した殺人請負人チ・チョンシンは、父親代わりのペ・サンピルの廃車工場ペクチョ・モーターズで働いていた。チョンシンは彼の命令でシン市長と敵対するチョン・ギファン会長を脅しに行くが、はずみで惨殺してしまう。

4話の感想と考察

ムンが不良をボコるとき、カメラを主観で撮影していたのが斬新だった。

梨泰院クラス』でもそうだったけど、韓国では金持ちの息子が不良になっていじめをするのかな?日本ではどちらかというと、金持ちは不良にならないイメージ。文化の違いが面白いね。

天界にいるウィゲンたちは子ども(ウシク)もいるし、ドラマ『ツインピークス』のブラックロッジにいる謎の集団に雰囲気がよく似ている。ブラックロッジではなくホワイトロッジというところか…(マニアックな内容ですいません)。

あと、ムンを息子のように心配するチュがいい味を出している。

シーズン1-5話ネタバレ

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5話 実家を訪れたハナ

ムンは姉貴麺屋で初バイトの日を迎え、掃除などを頑張る。ハナたちは、ムンが地(タン)を呼び出せると考えるが、本人がやろうとするとうまくいかない。

ムンは、チュンジンデパートに、アレルギーの夫をピーナッツバターで殺した悪霊の女性ペク・ヒャンヒを感知。現地に行き、ムンとハナがエレベーターで戦うがやられそうになる。悪霊はハナの記憶をよみ、家族が毒殺された過去を笑った。モタクが現れて彼女をパンチで倒す。彼女は逮捕される。

シン市長は、チョン会長が正当な土地取引書にサインする前に殺されたと、依頼先であるチョンシンの親分ペ・サンピルにグラスを投げつけた。

ハナはハジン洞付近へ行き、今は廃屋となった実家で昔を懐かしむ。ムンも心配してついてきた。家出したらしい姉妹が家に現れる。

ノ・チャンギュ(7年前モタクに重症を負わせた人物)たちが周囲にやってきた。近くでヨンニムの殺害現場を調べており、姉弟は連行されそうになる。モタクが現れ、チャンギュを見て仇だと思い出した。

5話の感想と考察

ハナの一家はなぜ毒を盛られたのだろう?悲惨すぎる…。

そしてモタクがかっこいい!そんな回だった。

シーズン1-6話ネタバレ

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6話 両親殺害の秘密を知って怒るムン

モタクはチャンギュの記憶を消して泳がせる。彼の兄でテシン建設の専務ノ・ハンギュも元ヤクザだと突き止めた。

ぺ・サンピルは面倒を見てきたチョンシンに銃を向けるが逆に念力で銃を向けられて殺される。

ヨンニム殺害現場からAB型の男性の血液型が発見され、彼女が7年前の市長選でサポート活動していたことが判明。ジョンヨンは殺されたシン市長講演会会長のギファンとの関連を疑った。

ムンは父・グォンの手帳からSDカードを発見し、写真をモタクに見せる。モタクはグォンが殺された事実をしゃべり、ムンは動揺して走り去った。

モタクとチュは天界へ行き、ムンの両親の魂が来ていないことを知る。

ムンはハナのサポートを受け、7年前の事故当日の記憶にダイヴ。トラックで追突した犯人がチョンシンで、両親の魂を喰っていると知る。

感知したチョンシンは、ムンの記憶の中に潜入して襲ってくる。

6話の感想と考察

ムンの記憶でチョンシンが動けるっていう意外な展開がグッド。人の頭に潜入できるってことかな?原理はようわからんけどw

モタクの元カノ刑事・ジョンヨンや、黒幕のシン・ミョンフィ市長が出てきてから、めっちゃ犯罪捜査ドラマみたいになってきて、これはこれで楽しい!アクションだけじゃなくいろんな要素が入っている。

シーズン1-7話ネタバレ

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ムンは記憶の中でチョンシンと戦い、どうにか脱出する。

チョンシンは、廃車工場から金や帳簿を盗んで逃亡。工場でペ・サンピル代表の死体を見たジョンヨンは、わざとマスコミに情報を拡散し、事件を公にした。

ダジョン施工の代表でハナの叔父でもあるソン・マノが社員を暴行して殺害したが証拠不十分で釈放された。

チャンギュは家出した姉妹に会い、ムンが高校の先輩だということで、居場所を突き止める。集団で姉貴麺屋に行くが、チュにボコボコにされて退散。チャンギュに触れたモタクは、シン市長が大統領選を見据えていることと、ソンウォン市の貯水池に秘密があると知る。

カウンターズが貯水池へ向かう途中、車の発信機を追ってきたチャンギュがトラックで追突する。

7話の感想と考察

登場人物の現在と過去、政治の腐敗、そして悪霊との対戦と、見どころ満載になってきた。キャラも増えてきたけど、話が変にややこしくないのが素晴らしい。

シーズン1-8話ネタバレ

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チャンギュは車から出てきたモタクたちを見て驚き、トラックで逃げる。

ハナが叔父のソン・マノのところへ行き、社員への暴行を止める。ソンは、「お前の親は俺に会社を取られて心中した」とバカにした。彼の中の悪霊は地獄行きになり、ソンは社員スンウを絞殺した社員証が証拠になって逮捕された。

ハナは妹・ハヨンを思い出して泣いた。

ムンは父の手帳に書かれているのが電柱番号だと気づき、貯水池の場所を割り出した。そこは貯水池ではなく、ゴミを不法投棄して汚水を町に垂れ流している高台で、シン市長が推進する開発予定の土地だった。

両親の祭祀(命日)を終えたムンは、夜道でチョンシンを発見。

8話の感想と考察

ハナの過去が会社を奪われて毒で一家心中とは…。悲しすぎる。彼女が暗いのもわかるなあ。

シーズン1-9話ネタバレ

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ムンは地(タン)に入り、チョンシンと互角以上に戦って彼の手首を折る。しかし念力で吹き飛ばされ、ガラスで手の動脈を切られて戦闘不能に。モタクたちが駆けつけ、チョンシンは逃げた。チュが寿命と引き換えにムンの傷を治療した。

シン市長の会見に忍び込んだカウンターズは、不法投棄の証拠動画を流し、現地の臭い汚水を市長に浴びせる。メディアによりシン市長の信頼はガタ落ちした。

カムチャルブ(天界の監査)がカウンターズ4人を呼び出し、規則違反が5回を超えたら資格剥奪で、死ななければならないと警告。

ウィゲンはムンの契約解除を提案。感情を制御できず一人で戦い、地(タン)の秘密も知られたというのが理由だ。

9話の感想と考察

カウンターズはみんな好き放題やってると思ったら、案の定警告を受けるw。天界でまた新しい人が出てきたけど、ウィゲンたちは案外下っ端のようだ。

シーズン1-10話ネタバレ

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カムチャルブがムンの資格剥奪を決定。メンバーは声を荒げて反対したが、ウィゲンがムンの能力を奪ってしまう。ジャンムルが仕方なく、ムンの記憶を消した。

チョンシンはシン市長の前に現れ、カウンターズを殺す代わりに指名手配をとけと交渉。市長はスリョン署長と共謀し、チョンシンの車内焼身自殺をでっち上げた。シン市長は出馬表明し、支持率を伸ばす。

ムンはモタクの前に現れて、ジャンムルが命を狙われても逃げられるよう、記憶を消していなかったと話す。そのあと、ジョンヨンと一緒にチョンシンの死体を確認。手首が折れたあとがないことから、別人だとわかる。

ジョンヨンは、カウンターズの車のドライブレコーダーからチャンギュの音声を入手し、ハンギュを逮捕。

チュは、天界にいるパートナーであり息子のスホに、資格剥奪を取り消せと頼み込む。

チョンシンは悪霊たちを集めていた。そしてムンは、その一味に拉致されてしまう。

10話の感想と考察

記憶消すなら、1〜2話は記憶がない方が感動する気もするが…。消されてなかったというオチ…。

そして天界にいるのスホが、なんとチュの息子だった。ドラマティック!

シーズン1-11話ネタバレ

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拉致されたムンは廃工場で吊し上げられ、デパートで戦った悪霊ペク・ヒャンヒに親指をへし折られる。カウンターズが助けにくるが、チョンシンが集めた悪霊たちにチュが重傷を負わされ、モタクとハナはチョンシンとヒャンヒに倒されてしまった。

チョンシンたちはガソリンをまいて火をつける。

泣き叫ぶムンはウィゲンを強制的に体内に入れ力を得ると、拘束を解いた。地(タン)を発現させてメンバーを担ぎ、爆発から脱出。救急車を呼ぶが、チュは意識不明の重態だった。一時は危篤状態になるが、息子のスホと事故に会ったことを思い出しながら、なんとか回復。

モタクはチョンシンの記憶から、彼がシン市長に雇われてると知った。そしてチョンシンにブロックで殴られた衝撃で記憶を半分取り戻す。ハナが手伝って、モタクはジョンヨンや7年前のことなど、すべてを思い出した。

カムチャルブはムンの資格を戻した。

ジョンヨンはハンギュの携帯履歴などを調べる。後輩のカン・ハヌルは、市庁舎にチョンシンが出入りしている写真を入手した。

モタクはジョンヨンに記憶が戻ったと電話し、会いに行くが、彼女は社内で何者かに頭を撃たれていた。

11話の感想と考察

モタクの記憶が戻ったと思ったら、恋人だったジョンヨンが死亡。いきなり絶望的な雰囲気になって、見ていても辛かった。

シーズン1-12話ネタバレ

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モタクはまだ息のあるジョンヨンを病院に担ぎ込むが、死亡。彼女の死ぬ直前の記憶から、犯人は署内の人間だと知り怒る。

カウンターズはシン市長の資金を奪い、テシン社長と仲違いさせる作戦に出る。

ジャンムルは大統領選挙の後援会会長になるとシン市長に接近し、50億用意してみせてくれれば、同じ額を献金すると甘い話を持ちかけた。

シンはテシンに50億集めさせるが、カウンターズが不意をついて現金を回収。シンはテシンに水をかけ罵声を浴びせる。テシンは自分の金なのにと、はらわたを煮え繰り返らせた。

テシンはシン市長を陥れる切り札にと、弟のチャンギュに貯水池にある黄色のトランクを回収させる。しかしチャンギュはモタクたちにトランクを奪われ、記憶を消された。

カウンターズがトランクを開けると、7年前に殺されたヨンニムと思われる死体が入っていた。モタクはキョンイン警察の知り合いに、鑑定を依頼。ハンギュのDNAに加え、ジャンムルがシン市長から回収したものと同じDNAが爪先から確認される

シン市長は逮捕された。

12話の感想と考察

ジョンヨンは即死じゃなかったから、カウンターズに入るのか!と思ったらそうはならなかった。彼女もモタクもかわいそすぎ…。

シーズン1-13話ネタバレ

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チョンシンはヒャンヒとジャンス(仲間にした悪霊男)を連れ、自身が暮らしていた児童保護施設・慈恵園に向かう。かつて自分に虐待を加え、頭に傷を負わせた園長を殺して魂を喰い、悪霊が寄主と同一化する完全体になった。チョンシンは、施設の子どもたちの面倒をしばらく見ながら、微笑んで過ごす。

ウィゲンはカウンターズをユン(天界)に呼び出し、チョンシンを倒すために白樺の魔法の杖4本で結界(キョルゲ)を張る方法を伝授。結界の中では悪霊は大ダメージを負うほか、人間も苦しむことになるため、ムンが地(タン)を操ってその中で戦わなければならない。ムンは必死に修行する。

モタクは駐車場の車載カメラの映像をジョンヨンの後輩・ハヌルに渡し、彼に一芝居打ってもらってスリョン署長の犯行自白を録音。モタクはスリョンを殴った。

警察にいるシン市長の前にテシンが現れ、シンの秘書・チャンは殺されたヨンニムと親友で、チャンが彼女の部屋に設置していたペット用カメラの映像を再生。そこには犯行に及ぶシンの姿が映っていた。

チョンシンは子どもを殺そうとしたジャンスを殺し、魂を喰う。すると意思をコントロールできなくなってしまった。検知したカウンターズが慈恵園に到着し、ムン以外の4人が結界を発動。ムンはチョンシンを殴り魂を召喚しようとするが、施設の子どもに止められる。チョンシンは笑いながら銃を自らのこめかみに当て、引き金を引いた。

シン市長は拘置所で自殺を図る…。

13話の感想と考察

ヨンニム殺しの犯人はシン市長で、ハンギュが後始末をしたと確定。シンは、自分の選挙運動員を妊娠させて殺した鬼畜だった。ただ恋愛関係があったのかどうかは不明。殺す以外の選択肢が取れそうなものだが、強制ワイセツで訴えられそうだったのかな?

そしてチョンシンが、ペ・サンピルに引き取られる前にいた児童施設で子どもたちに優しくしている意外な展開。さらに自殺か?!

かつての自分と同じ境遇の子どもを見て、死にたくなったのか?

ムンの両親の魂はどうなるのか?ストーリーの畳み掛けがすごい!

チョンシンがここで死亡だと、ラスボスはシン市長か(憑依される)!?

シーズン1-14話ネタバレ

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チョンシンは死亡し、黒い魂が体から出ていく。両親の魂が消滅してしまったと、ムンは叫び泣いた。ヒャンヒは車で逃亡。

黒い魂は、自殺を図った市長が乗る救急車へと吸い込まれていく。

ムンは絶望するが、チョンシンの魂がまだ他の人間の体で生きている可能性にかけ、地(タン)を各地に出して探ることにした。

ある昼、不良仲間からハブられて暴行されているヒョグを助けて彼に触れると、シン・ミョンフィ市長にチョンシンが乗り移っていることがわかる。

悪霊に乗り移られて目覚めたシン市長は、チャンギュたちを殺して魂を喰べさらに力をつけていった。

環境保護活動家のクォンの娘で、汚水のせいで病気を患っているソウンは、叔父と共にシンを訴えるつもりだったが、ヒョンヒに攫われてしまう。テシン会長はソウンを焼き殺そうとするが、カウンターズが助け出した。

カウンターズはシン市長が隠れている別荘を発見。ヒョンヒが出かけた隙を狙って魔法の杖で結界を作る。しかしシンは攻撃を読んでおり、ヒョンヒがハナを攻撃して杖を折り、結界が消えた。

14話の感想と考察

予想通り、チョンシンの魂はシン市長のもとへ。

カウンターズの包囲を逆手に取って結界を壊すなど、頭もいいし強いヤツってタチが悪い!

シーズン1-15話ネタバレ

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ムンとモタクはシン市長と戦うが、圧倒的なパワーの前に大苦戦。ジャンムルとチュも加勢すると、シンは一旦退散した。

ハナはヒョンヒと戦って首を絞められて、一瞬死んだ家族を見る。しかしその幻に励まされてヒョンヒを打ち倒し、彼女を召喚することに成功。

シンガポールから、オ・ジョングというモタクたちの後輩のカウンターがやってきて、風邪で弱っているチュを治癒能力で治療。チュは病にかかって先が長くないようだ。

ヒョグが道端に倒れているのを見て、ムンは彼を姉貴麺屋の地下に運び込んだ。彼からシン市長の居場所をわり出し、チュ以外のメンバーは現地へ向かう。

部屋にいるシンの体は動かない。モタクは危険を察知し、ムンとハナをチュのもとへ向かわせる。

チョンシンに乗り移られたヒョグが、チュを攻撃する。駆けつけたムンがヒョグを倒す。しかし彼は笑い、黒い魂は再びシン市長の体へ戻っていった。

シンは起き上がり、モタクとジョングに向かっていく。ジョングの首に念力でナイフを刺した。モタクが担いで逃げるが、ジョングは死亡。ユンのパートナー・トンパルも消えようとしていると、ムンの体に吸い込まれいった。

ウィゲンは「ムンは現世とユンを繋ぐ小さな門だった」と語る。

シン市長は、カウンターズに最終決戦を打診。

15話の感想と考察

チョンシンはヒョグの体に入って一人になったチュを襲い、さらにシン市長の体に戻るトリッキーな展開がとっても見応えがあった。韓国でも人気あるわけだ!

そしてムンがトンパルも吸収して強くなった。ムンが天界の人間を何体か吸収すれば、チョンシンを余裕で倒せることだろう。

シーズン1-最終回16話ネタバレ

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最終回16話 スーツを着たカウンターズの4人

決戦場所の廃墟団地に到着したカウンターズ。4人はシン市長に向かっていくが、歯が立たない。シンはムンの右足をねじり折った。ムンは潜在能力を解放し、念力で瓦礫を飛ばしてシンを追い詰める。殴って弱らせたあと、胸に手を置いて召喚しようとするが、はなれた場所でムンの祖父母が車に乗せられ、念力で操られたトラックが激突しようとしている。

シンは助けに行けと高笑いするが、モタクとハナ、ジャンムルがトラックと車を止めた。ムンはそのままチョンシンをユンに召喚し、彼は地獄に落ちた。

ムンはユンで両親と会い、7年前に嘘をついて迎えにこさせてごめんと涙を流した。父・グォンと母・ムニョンはほほ笑み、3人は楽しく話した。

モタク、チュ、ハナはチョルジュンと再会し、最後の会話を弾ませる。

ハナが協力し、ムンは祖父母と両親の魂を会わせた。

チョンシンが持っていた音声データで、シン市長が7年前にモタクとグォンの殺害を指示していたとわかる。ハンギュやテシンの罪も公になった。

7年前にモタクに密告しようとしたシンの秘書チャン・ヘギョンは、モタクに諭されて殺人の映像を提出し、自首する。

ヒョグは高校の自主退学を決め、今までいじめてきたウンミンたちに謝罪。

ジャンムルはチュをドライブに誘った。

1ヶ月後、カウンターズはユンの決定で全国を巡回することになる。みんな文句を言うが、赤ジャージはやめてスーツを新調し、悪霊を狩っていく。4人楽しく旅を続けた。

『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン1最終回16話END!

最終16話の感想と考察

てっきりチャン秘書は携帯の殺人映像を見ておらず、シン市長が親友を殺した犯人だと知らないものと思っていたが、知っていて秘書になっていたとは…。美人のくせに、超絶クズやん。影のクズ部門優勝!こいつがもっと早く行動してれば、何人の命が助かったことか。

終わり方は青春が続いていく!みたいな感じでカッコイイ!

次は全話のまとめ感想・考察だ!

『悪霊狩猟団:カウンターズ』全話の評価・感想・解説・解説

肉体美を披露するカ・モタク

霊能力バトルってドラマになるの?と思っていたけど、とても完成度が高かったし、登場人物の現在と過去の物語に感動できた。個人的な評価は86点くらいかな。

Netflixで視聴できる韓流の中だと『愛の不時着』『ムーブ・トゥ・ヘヴン私は遺品整理士です』『ヴィンチェンツォ』の次くらいに面白い。

出来が良かった理由をいくつか考えてみた。

1つ目は、ムンが背負う過去やモタクの記憶喪失、ハナやチョンシンの悲惨な過去など、ヒューマンドラマ部分が単純明快でわかりやすく、感動しやすかった。これはまあそうだよね、とみんなうなづくと思う。生死や魂のテーマを十分活かしていたと思う。

2つ目は、素手の格闘が多かったこと。超能力は地(タン)と念力くらいで、他はほぼ徒手格闘。波動拳みたいな必殺技がなく、そのぶんリアリティが生まれた。役者もみんなしっかり鍛えていて、動きも本格的で迫力満点!

3つ目は、ヨンニム殺害の犯人が誰か明言せずミスリードを織り込む、チョンシン(人間)が児童施設で優しさを見せたあとに自殺するなど、想像の裏の裏の展開が多く読めなかったこと。

ハッとさせられる瞬間がたくさんあって楽しめた。

まとめると、

  1. 生と死、魂が織りなす人間ドラマを明快に描いた
  2. 素手の格闘でリアリティと迫力が生まれた
  3. 展開が裏の裏へ

これらが『悪霊狩猟団:カウンターズ』の魅力と特徴ではないだろうか。

完全続編となるシーズン2の制作も決定したようなので、楽しみ!

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