CineMag☆映画や海外ドラマを斬る!

新旧問わず、素晴らしい映画や海外ドラマの考察・解説・批評・感想を書いています。

NETFLIX『弥助/YASUKE』ネタバレあらすじ酷評!感想:黒人の侍ヤスケとトンデモ日本駄作アニメの解説・考察

Netflixオリジナルアニメ『ヤスケ/YASUKE』

Netflixオリジナルアニメ『ヤスケ/YASUKE』は、実在した織田信長の黒人の家臣・弥助をモデルにした、異能力侍バトルアニメ。

侍や忍者だけでなくミュータントやロボ、狼女まで出てくる西洋東洋の要素をごちゃ混ぜした文化の闇鍋のような駄作となった。

記事ではネタバレあらすじ解説や、 酷評レビュー、致命的な欠点などを考察していきます!

『呪術廻戦』などを手がける制作会社MAPPAとアメリカの有名アニメーター、ラショーン・トーマス監督が組んだはずが、つまらなすぎるストーリー展開…。Netflixアニメのお家芸の手抜きなのか!?

 

弥助 YASUKEシーズン1全話ネタバレあらすじ解説

☞クリックであらすじネタバレ表示

主人公ヤスケ

南蛮貿易で日本に来たアフリカ人奴隷ユセビオ・イブリモ・バロイは、織田信長に気に入られて配下となり、ヤスケ・弥助という名前を与えられる。

数年後、侍としての力をつけて腹心の部下となった弥助は、本能寺の変で切腹した信長を介錯(首を刎ねてあげる)。弥助はその後、明智光秀の手からどうにか逃げ延びた。

それから20年後。弥助はある村で船頭として暮らしていた。たまに剣を教えていた少年・一郎の友達・咲希(サキ)が病気だと聞き、彼女の母・一華(イチカ)に説得されて、川上の医者に舟で連れていくことに。

しかし旅の途中で、不思議な力を持つ咲希を狙うミュータント宣教師・アブラハムが雇った集団が現れる。

狼女・ニキータ、ロボのハルト試作機、女戦士イシカワ、呪術師の黒人アチョージャらが襲ってきた。弥助は応戦するが、一華がロボ・ハルトのエネルギー弾で腕を吹き飛ばされて瀕死。動揺した咲希はエネルギー波を放ち、全員が吹き飛ばされた。

翌朝、一華は見つからない。弥助は咲希を連れ村に戻ったが、追ってきたアブラハムのグループに捕まってしまう。

アブラハムは弥助を拷問すると、そこへニキータやロボットのハルトを念力で倒した咲希がやってきて、アブラハムを柱で串刺しにして殺した。

ヤスケと咲希

弥助は咲希が、病気ではなく能力を使いこなせないから苦しんでいると考えた。そして咲希の願い通り、川上の村にいる戦友・守助(もりすけ)のもとへ連れて行く。守助も念力を使えるのだ。

そんな中、闇の大名(北条政子)の軍勢が、咲希の能力を手に入れるために守助の村を攻めてくる。闇の大名は咲希の精神に入り込んでくる。咲希は守助のサポートでなんとか闇の大名を精神から追い払った。

一方、弥助は大名の手下である闇の将軍と対峙。彼の正体は明智光秀だった。ロボットや陰陽師など入り乱れて合戦が始まり、弥助はどうにか明智光秀を倒した。

咲希のテレパシーを聞き、アブラハムに雇われていたアチョージャたちも助太刀にやってきた。しかし、イシカワ、ロボのハルト、ニキータは戦死してしまう。

弥助と咲希は闇の大名を倒すためトンネルを抜けて安土城へ向かった。

弥助は闇の大名の魔術で操られるが、咲希が持っていた伊賀のペンダント(自らの手で殺した戦友の女剣士・夏丸(伊賀のスパイだった)が持っていたのと同じ形)を見て、我にかえる。

一方、麓の村では守助とアチョージャが兵士が集まった巨大な敵から生き残った人々を守っていた。

弥助と咲希は力を合わせて闇の大名・北条政子に向かっていく。しかし弥助は背中から蜘蛛の糸の束で体を貫かれ、倒れてしまった。

その光景を見た咲希は真の力を発揮。背後に大きな蝶が現れ、闇の大名はなすすべもなく倒された。

咲希が泣くと弥助の傷は治り、二人はもといた村に帰った。

Netflix『弥助 YASUKE』シーズン1 END!

 

弥助 YASUKEネタバレ酷評・感想レビュー:ひどい!文化の闇鍋

ヤスケ YASUKEの登場キャラたち

実在した織田信長の家臣・弥助をモチーフにしたアニメNetflix『弥助 YASUKE』は、日本人はもちろん、海外の人も楽しめないであろう駄作だった。

日本文化からは侍、忍者はもちろん、陰陽師も参戦し、海外からはミュータント、狼女、呪術師ともはやお祭り状態。

ラストでヒロインのサイキック少女・咲希の背後に大きな光の蝶が現れるシーンは『セーラームーン』が思い起こされた。

ここにさらにロボットも加わる。真のカオスである。

DCのアニメ『ニンジャバットマン』もラストは巨大ロボで戦っていたが、それより数段ごちゃごちゃしていた。

トンデモ日本のシーンもたくさんあって「侍は面を被っていて素顔を見せない!」とか、侍と忍者がごっちゃになっていたのが笑えた。

文化のごちゃ混ぜや、トンデモ日本なのはそれはそれで面白いのでいいのだが、『弥助 YASUKE』はストーリー展開がめちゃめちゃつまらないので、評価をするとすれば53点くらいだろうか。

結局、いつもピンチになると咲希が念力でどうにかしちゃう感じが勘弁してほしかった。このストーリーだと、海外の人が見ても絶対に面白くはないだろう。

『弥助 YASUKE』の監督は、アメリカの黒人アニメーター、ラショーン・トーマス。彼は絵コンテで有名なアニメーターだ。

ラショーン・トーマス監督の、黒人の侍・ヤスケの個性を活かすのではなく、それを上回る能力や個性を持つキャラを闇鍋のごとくぶち込んだ発想は、ある意味面白い。

古今東西文化ごちゃ混ぜである。

制作会社は超一流のアニメ『呪術廻戦』を手がけているMAPPA。そこがラショーン・トーマス監督とタッグを組んだ格好だ。

にもかかわらず、やっつけ仕事的な駄作。キャラデザインまではよかった気がするのに、やっぱりNetflixアニメ部門はクオリティコントロールがうまく行ってない…。『弥助 YASUKE』のシーズン2は期待できないだろう。

2021年のNetflixオリジナルアニメは、『パシフィック・リム 暗黒の大陸』『天空侵犯』『B: The Beginning/シーズン2』『極主夫道』など“ハズレ”が多かったが、『弥助 YASUKE』もそこに加わることになった。