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『鬼滅の刃 無限列車編』インセプションやウユニ湖の考察!特典 0巻の内容解説

鬼滅の刃

映画『鬼滅の刃 無限列車編』は本当に最高だった。

原作コミックスのストーリーと比較しても、メチャクチャ感動した。

なぜこんなに素晴らしい映画になったのか?せっかくなのでネタバレなしで解説しようと思う。

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映画『鬼滅の刃 無限列車編』が感動する理由を考察

誰もが涙する家族を失う物語

鬼滅の刃アニメ映画

なぜこの映画に感動したのか?

それは、主人公・炭治郎が、誰もが共感できる家族を失う悲しみをずっと表現しているから

炭治郎が、家族と過ごしていた日常を夢で見るシーンがある。しかし、家族がいた過去には戻れないと悟るシーンがとても切ない。

『無限列車編』は家族を失う気持ちが切迫して描かれ、悲しみを胸に抱きながら強大な敵に立ち向かって行く物語なのだ。

泣けないわけがない。

これから映画を観る人のために1つアドバイスだが、週末に子どもを連れて行くパパは、子どもの前で号泣しないように気をつけた方がいい

涙を堪えるのに必死。ラストはそんなシーンで畳み掛けてくる。

 

現在と過去にスポットを当てた普遍的なテーマ

夢や回想で過去を何回も挟むことによって、過去と現在をキレイに対比させている。過去からどう成長したかがヒシヒシと伝わってきて、涙せずにはいられない。

夢でキャラの背景が語られる

前半は各キャラの“理想を映す夢”のシーンで、そこで各々の設定が大体わかるので、『鬼滅の刃』の内容を知らないパパやママでも世界観を理解できて楽しめる。

炭治郎と杏寿郎の2人しか掘り下げてない

観る人が感情移入できるように、『鬼滅の刃 無限列車編』では前半〜中盤は炭治郎、後半は杏寿郎の独壇場。つまり2人の心理描写しか掘り下げられていない。

他のキャラのことを考えなくてもいい分、炭治郎と杏寿郎だけに深く感情移入できる

鬼滅の刃 無限列車編』涙のトリック解説

上映が終わったあと、ボロ泣きの人が続出だった。もちろん映画としての完成度は理由の一つだが、制作側の細かいトリックがある。

主人公・炭治郎がずっと大粒の涙

炭治郎は、家族の夢を見てから、その後ほとんど泣きっぱなし(笑)。しかも圧倒的表現力の大粒の涙で。もらい泣きが止まらない

もう1人の主人公・杏寿郎は全然泣かない

一方炎柱の杏寿郎は、激しい戦いや悲しい回想でも全然泣かない。これが主人公・炭治郎と対照的に映り、かっこよすぎる先輩キャラが、どれほどの激情を胸に秘めているのか考えると、これまた泣けてくる

杏寿郎の小さい頃の回想をテンポよく挟んで来る

杏寿郎の幼い頃の母との回想が、ラストにかけてテンポよく差し込まれる。後輩たちを引っ張る現在の彼の姿と小さい頃が対比になって、「たくましく成長したなあ」と涙を流してしまうのである。

劇場特典のコミックス煉獄零巻の解説/感動を誘う!

劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』特典のコミックス

映画館では『鬼滅の刃 煉獄零巻』が特典として無料で貰える。

煉獄杏寿郎の話で、初めての任務で鬼と戦う、駆け出しの頃が描かれている。

弟・千寿郎との絆や、「諦めろ」という父の言動が胸に刺さる。

サクッと上映前に読めて、杏寿郎に十分感情移入してから映画上映となり、めちゃくちゃ感動してしまう仕掛け

ちなみに、塗り絵もついてくる。

映画特典の塗り絵

鬼滅の刃 無限列車編』ストーリー特徴/インセプションに似ている

鬼滅の刃 無限列車編』の特徴は、映画の2人の主人公・炭治郎と杏寿郎の内面をこれでもかというほど描いているところ。

炭治郎については家族と一緒の夢を見せることで、杏寿郎は過去を回想させることで、劇中ずっと2人の心に寄り添うことになる。

あとは、人間を眠らせる下弦の壱 魘夢(えんむ)が、手下を鬼殺隊の夢の中に入れ、「無意識領域の“核”を壊せ」と命令されるのだが、この任務はクリストファー・ノーラン監督の映画『インセプション』にとても似ていると感じた。鬼滅の刃の漫画原作が影響を受けているのかもしれない。

インセプション』は飛行機の中で眠っていて、鬼滅の刃では列車で眠るという違いこそあれ、乗り物であることは同じだ。

映画 インセプション

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炭治郎の無意識領域はウユニ塩湖がモデル

炭治郎の無意識領域のモデル ウユニ塩湖の風景

ウユニ塩湖

炭治郎の無意識領域が、果てしない空とそれを映す水面で表現されていて、超見応えがあった。この風景のモデルは明らかに南米ボリビアにあるウユニ塩湖

コミックスでもウユニ塩湖っぽく描かれているようだが、劇場版だとより顕著で、とても美しく描かれている。

映画『鬼滅の刃 無限列車編』の正直な感想・考察まとめ

観るまでは正直ナメていたが、これほど世界観が確立されていて素晴らしい作品だと思わなかった。

まず、個々のキャラクターがビジュアル・性格ともに完成度が高い。

猪面をかぶった嘴平伊之助などぶっ飛び過ぎたキャラクターまで…。キャラの幅が広いことが、人物によりオリジナリティを感じる理由なのだろう。

あとはやっぱり、過去と未来のシーンの切り替えが巧みで、「あの頃の杏寿郎が、こんなにたくましくなって…」と親のような気持ちで感情移入できてとっても感動する

ぜひ視聴してみよう!

アニメ『鬼滅の刃』の全話解説・考察あらすじネタバレの記事もあるので、合わせて読んでほしい。